揚げ物の衣付けは「ポリ袋シェイク」が正解|手が汚れずまんべんなく衣がつく唐揚げ・フライの時短テクニック

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はじめに|「揚げ物の衣付け」が面倒に感じる理由

唐揚げやフライなどの揚げ物は、食卓の人気メニューですが、「作るのが面倒」と感じる方が多い料理でもあります。その理由のひとつが、「衣付けの工程」です。

バットに粉を広げて肉をひとつずつ転がし、まんべんなく衣をつける——この作業は、手が粉まみれになり、バットも汚れ、洗い物が増えます。粉が飛び散ることもあり、調理台まで汚れてしまうこともあります。衣が薄い部分と厚い部分でムラが出てしまうことも、悩みの種です。

この「衣付けのストレス」を一気に解消するのが、「ポリ袋シェイク」という方法です。ポリ袋に食材と粉(または片栗粉・小麦粉・パン粉)を一緒に入れ、空気を含ませて口を閉じ、シャカシャカと振るだけ。手が汚れず、まんべんなく衣がつき、後片づけも楽になります。

本記事では、ポリ袋シェイクの具体的なやり方・コツ・向いている料理・注意点を詳しくご紹介いたします。


第1章|なぜポリ袋シェイクは衣付けに効果的なのか

袋の中で食材が動き、まんべんなく衣がつく

バットで衣をつける場合、食材を転がしながら粉をまぶしていきますが、形が複雑な部位や重なっている部分には粉がつきにくいことがあります。

ポリ袋シェイクでは、空気を含ませた袋の中で食材が自由に動きながら粉と接触するため、食材のあらゆる面に均等に粉が当たりやすくなります。袋を振るという動作で、食材が袋の中で回転・移動しながら衣をまとっていきます。

手が汚れない

バットで衣をつける場合、食材を持ってひっくり返す際に手に粉がついたり、食材の水分と粉が混ざって手がベタベタになったりします。ポリ袋シェイクは袋越しに作業するため、手が直接食材や粉に触れることがなく、衣付けが終わってもほぼ手が汚れません。

洗い物が減る

バットを使う場合、衣付けに使ったバット・ボウル・菜箸などを洗う手間があります。ポリ袋シェイクは、袋をそのまま廃棄すれば後片づけが完了するため、洗い物を大きく減らすことができます。


第2章|ポリ袋シェイクの具体的なやり方

用意するもの

  • ポリ袋(食品用):食材が余裕を持って入る大きさのもの
  • 食材(唐揚げ用の鶏肉・豚カツ用の豚肉など)
  • 衣用の粉(片栗粉・小麦粉・パン粉など)
  • 下味の調味料(使う場合)

手順①:下味をつける

揚げ物に下味をつける場合は、先に別のボウルやポリ袋で食材に下味(醤油・にんにく・しょうがなど)をよく揉み込んでおきます。下味がついた食材のまま、衣付け用のポリ袋に移します。

手順②:食材と粉をポリ袋に入れる

食品用のポリ袋に衣用の粉を入れ、次に下味をつけた食材を加えます。粉の量は、食材全体に衣がつく程度(食材に対して多めに入れるとつきやすくなります)を目安にしてください。

手順③:空気を含ませて口を閉じる

袋の口を持ち、袋の中に空気をたっぷりと取り込んでから口をしっかりと閉じます(手で口を押さえるか、袋の口をねじって閉じます)。この空気があることで、振ったときに食材が袋の中で自由に動き、粉が均等に回りやすくなります。

空気がない状態で振ると食材同士がくっつきやすく、粉が均等につきにくくなるため、この「空気を含ませる」ステップが重要です。

手順④:シャカシャカと振る

袋を両手で持ち、上下・左右に優しくシャカシャカと振ります。強く振りすぎると袋が破れる可能性があるため、食材が袋の中で動いているのを感じながら、適度な力で振ってください。

10〜15秒程度振れば、食材全体に粉が行き渡ります。振り終えたら袋の外から確認し、粉がついていない部分があれば追加で振ります。

手順⑤:袋から取り出して揚げる

食材を袋から取り出す際、余分な粉を軽く払い落としてから揚げると、揚げ油が汚れにくくなります。その後はいつも通りの方法で揚げてください。


第3章|ポリ袋シェイクが向いている料理

唐揚げ(片栗粉・小麦粉)

唐揚げはポリ袋シェイクが最も効果を発揮しやすい料理のひとつです。鶏肉に片栗粉や小麦粉をまぶす工程が、振るだけで完結します。凹凸のある鶏肉の表面にも粉がしっかり入り込みやすくなります。

竜田揚げ

片栗粉をまぶす竜田揚げも、ポリ袋シェイクに向いています。唐揚げと同様の方法で衣付けができます。

天ぷら粉・薄力粉をまぶす料理

天ぷらは衣に水を加えるため袋での調理には向きませんが、粉のみをまぶす工程(素揚げの前処理など)にはポリ袋シェイクを活用できます。

パン粉を使うフライ類

パン粉をつける場合は、卵液をくぐらせた後にパン粉入りの袋に入れて振ると、パン粉が全体につきやすくなります。ただし、卵液が袋の内側についてパン粉が固まりやすくなることがあるため、振った後に手で軽く押さえて密着させると仕上がりがきれいになります。


第4章|ポリ袋シェイクをより上手に使うコツ

袋は食品用・破れにくいものを選ぶ

ポリ袋は必ず食品用のものを使ってください。薄すぎるポリ袋は振っている途中で破れることがあります。スーパーの食品用ポリ袋(厚手のもの)や、ジッパー付きの保存袋(ジップロックなど)が安定して使いやすいです。

食材は水気を拭いてから入れる

食材の水分が多いと、粉が水分と混ざってベタッとした衣になりやすくなります。キッチンペーパーで食材の表面の水気を軽く拭いてから袋に入れると、さらっとした衣に仕上がりやすくなります。

粉は多めに入れる

粉が少なすぎると、食材が袋に触れるたびに粉を吸い取ってしまい、衣が均等につかないことがあります。やや多めに粉を入れて、振り終えた後に余分な粉を払い落とすほうが均等に仕上がりやすいです。

一度にたくさん入れすぎない

食材を大量に一つの袋に入れると、食材同士が重なって衣がつきにくい部分が出ます。適切な量(袋の半分程度)を目安にし、多い場合は2〜3回に分けて衣付けをすると、均等な仕上がりになりやすいです。


第5章|ポリ袋シェイクの注意点

袋は食品用のものを必ず使う

繰り返しになりますが、食品に直接触れるため、必ず「食品用」と表示されたポリ袋を使用してください。ゴミ袋や業務用のポリ袋など、食品用でないものは食品への使用に適していない場合があります。

袋の強度を確認してから使う

薄手のポリ袋や劣化したポリ袋は、振っている途中で破れることがあります。袋に穴や劣化がないかを確認してから使用してください。破れると粉が飛び散り、かえって後片づけが大変になります。

振りすぎ・強振りに注意する

袋を強く振りすぎると、袋が破れるだけでなく、食材が崩れたり、食材同士がぶつかって身がはがれたりすることがあります。優しく、食材が動いているのを感じながら振ることを心がけてください。

揚げ油の管理にも注意する

衣付けをどんなに上手に行っても、揚げ油の温度管理が適切でないと、衣がはがれたり色が均等にならなかったりします。揚げ油の温度は揚げる食材に適した温度(唐揚げなら170〜180℃程度が一般的な目安)に保つことも、おいしく仕上げるための重要なポイントです。


おわりに|「袋に入れて振るだけ」で、揚げ物の衣付けが変わる

ポリ袋シェイクは、揚げ物の衣付けという工程を「手を汚さず・まんべんなく・洗い物少なく」実現する、シンプルで効果的な方法です。バットと菜箸を使って粉まみれになりながらひとつずつ衣をつける作業が、袋に入れて振るだけで完結します。

食品用ポリ袋を使うこと・空気を十分に入れてから振ること・振りすぎないことという基本的なポイントを守れば、誰でも手軽に実践できます。

揚げ物を作る機会があれば、ぜひ一度ポリ袋シェイクを試してみてください。衣付けのストレスが大きく減り、揚げ物を作ることへのハードルが下がることを実感していただけるはずです。


本記事でご紹介した方法は一般的な調理テクニックをもとにしています。使用するポリ袋は必ず食品用のものをお選びください。揚げ物調理の際は油跳ねによる火傷に十分ご注意ください。


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