はじめに|調理台のビショビショ、毎回ふきんで拭くのが面倒ではありませんか
料理をしていると、調理台はあっという間に水や調味料で汚れていきます。野菜を洗ったときの水はね、こぼれた調味料、洗い物のしぶき——気づけば作業スペースがビショビショ、ということは日常的に起こります。
そんなとき、ふきんやキッチンペーパーで拭く方が多いと思いますが、ここに小さなストレスが潜んでいます。ふきんはすぐに水を吸いきれずに広げてしまったり、調味料を吸ったふきんを毎回洗うのが面倒だったり、キッチンペーパーは何枚も使うともったいなかったり——拭く作業そのものが、地味に手間と感じる方も多いのではないでしょうか。
この「水はね掃除のプチストレス」を解消する便利グッズとして注目されているのが、「スクイージー(水切りワイパー)」です。本来は窓やお風呂の鏡の水切りに使う道具ですが、これをキッチンに常備することで、調理台の水汚れを直接シンクへサッと落とし込む、効率的な片づけが可能になります。
本記事では、スクイージーを使ったキッチンの水はね掃除術と、その魅力・使い方・注意点を詳しくご紹介いたします。
第1章|なぜスクイージーがキッチンの水はね掃除に向いているのか
ゴムのブレードで水をまとめて移動できる
スクイージーは、ゴム製のブレード(へら状の部分)で水滴をかき集めて移動させる道具です。窓ガラスやお風呂の鏡についた水滴をスーッと切る、あの動きをイメージするとわかりやすいでしょう。
この「水をまとめて一方向に移動させる」という機能が、キッチンの水はね掃除にぴったりです。調理台に広がった水や軽い汚れを、シンクに向かってスーッと寄せることで、まとめて流し込むことができます。
ふきんのように「吸わせる」のではなく「移動させる」
ふきんやキッチンペーパーは、水を「吸わせて」処理します。そのため、水分量が多いと何度も拭き直したり、ふきんを絞り直したりする手間が発生します。一方、スクイージーは水を「移動させて」処理するため、調理台に広がった水を一気にシンクへ落とし込めます。
水の大部分をシンクに落としてしまえば、残るのはわずかな水滴だけ。最後に軽く拭くだけで仕上げられるため、ふきんの汚れや洗う手間も大きく減らせます。
洗うものが減る
スクイージーで水分の大部分をシンクに落とせば、最後に使うふきんやキッチンペーパーは少しで済みます。汚れたふきんを何枚も洗う必要が減り、後片づけの負担が軽くなる点も、忙しい毎日にうれしいポイントです。
第2章|スクイージーを使ったキッチン水はね掃除の手順
用意するもの
- スクイージー(水切りワイパー)/100円ショップの小さめサイズで十分です
- 仕上げ用のふきんまたはキッチンペーパー
手順①:調理台の上のものをよける
まず、調理台の上にある調理器具や食材を一時的によけて、水を移動させるスペースを作ります。シンクに向かって水を流す通り道を確保するイメージです。
手順②:シンクに向かって水を寄せる
スクイージーのブレードを調理台に当て、シンクに向かってスーッと水を寄せていきます。調理台がシンクと同じ高さでつながっている一般的なキッチンであれば、水をそのままシンクの中へ落とし込むことができます。
調味料などが混じっている場合も、まとめてシンクへ流し込めます。ただし、油分が多い汚れや、固形のカス(食材の切れ端など)は、スクイージーだけでは取りきれないことがあるため、先に取り除いておくとスムーズです。
手順③:最後に軽く拭く
水の大部分をシンクへ落とした後は、残ったわずかな水滴を、ふきんやキッチンペーパーで軽く拭き取って仕上げます。最初からふきんだけで拭くのに比べて、ふきんの汚れも水分の吸収量もぐっと少なくて済みます。
手順④:スクイージーを軽く洗って乾かす
使い終わったスクイージーは、ブレードについた汚れを軽く水で流し、水気を切って乾かしておきます。清潔に保つことで、衛生的に長く使えます。
第3章|スクイージー活用のメリット
掃除のスピードが上がる
水を一気にシンクへ落とし込めるため、ふきんで何度も拭き取るより短時間で作業が終わります。調理の合間や、料理を終えた後の片づけがスムーズになります。
ふきんの消費・洗濯の手間が減る
水分の大部分をスクイージーで処理することで、ふきんやキッチンペーパーの使用量が減ります。汚れたふきんを毎回洗う負担が軽くなり、キッチンペーパーの節約にもつながります。
100均で手軽に始められる
スクイージーは100円ショップでも手に入る、手頃な価格のグッズです。特別な道具やコストをかけずに始められるため、気軽に試せる点も魅力です。
他の場所の掃除にも使える
スクイージーは本来、窓ガラスやお風呂の鏡・壁の水切りに使う道具です。キッチンだけでなく、シンク自体の水切りや、お風呂掃除など、家の中のさまざまな場所で活用できます。一つ持っておくと、家事全般で重宝します。
第4章|スクイージーを選ぶときのポイント
キッチンには「小さめサイズ」が使いやすい
窓掃除用の大きなスクイージーよりも、キッチンの調理台で扱うには、小さめ・軽量のものが取り回しやすくおすすめです。100円ショップにも、手のひらサイズのコンパクトなスクイージーが販売されていることが多いので、キッチン専用に一つ用意するとよいでしょう。
持ち手の形状・素材を確認する
握りやすい持ち手のものを選ぶと、作業が快適になります。また、水回りで使うため、サビにくい素材や、丸洗いしやすいプラスチック製のものが衛生的に使いやすいです。
吊るして収納できるタイプが便利
フックや穴がついていて吊るして収納できるタイプは、使った後に乾かしやすく、すぐに手に取れる場所に常備しやすいです。キッチンの目につく場所に掛けておくことで、「サッと使う」習慣が定着しやすくなります。
第5章|スクイージーをキッチンで使う際の注意点
油汚れや固形のカスには別の対処を
スクイージーは「水分を移動させる」道具のため、ベタベタした油汚れや、こびりついた汚れ、固形の食材カスをきれいに取り除くことは得意ではありません。こうした汚れは、先にキッチンペーパーで拭き取ったり、洗剤を使って掃除したりするなど、別の方法と組み合わせて対処してください。
調理台とシンクの高さ・形状によっては使いにくい場合がある
水をシンクへ落とし込む方法は、調理台とシンクが段差なくつながっているキッチンで特に有効です。調理台とシンクの間に段差や縁がある場合や、調理台がシンクから離れている場合は、水をうまく流し込めないことがあります。お使いのキッチンの形状に合わせて活用してください。
衛生面を保つために清潔に管理する
キッチンは食品を扱う場所のため、衛生面への配慮が大切です。スクイージーのブレードに汚れがたまったままにせず、使用後は洗って乾かし、清潔な状態を保ってください。汚れたまま使い続けると、かえって雑菌を広げてしまう可能性があります。
調理台の素材を傷つけないか確認する
スクイージーのゴム部分は柔らかいため、通常の調理台を傷つけることは考えにくいですが、プラスチックの硬い部分が調理台に強く当たると傷の原因になることもあります。やさしく動かすことを心がけ、デリケートな素材の調理台では目立たない場所で試してから使うと安心です。
おわりに|小さなスクイージー一つで、キッチンの片づけがぐっと楽になる
調理台の水はねを、ふきんで吸い取るのではなく、スクイージーでシンクへサッと落とし込む——このちょっとした発想の転換だけで、キッチンの片づけは驚くほど楽になります。水の大部分をシンクへ流し込んでから軽く拭くだけなので、掃除のスピードが上がり、ふきんやキッチンペーパーの消費も抑えられます。
100円ショップで手軽に手に入り、キッチン以外の水回り掃除にも使える汎用性の高さも、スクイージーの大きな魅力です。油汚れや固形のカスには別の方法を組み合わせる、衛生的に管理するといったポイントを押さえれば、毎日の家事の頼もしい味方になってくれます。
調理台の水はねを拭くのが面倒だと感じている方は、ぜひ一度、小さなスクイージーをキッチンに常備してみてください。「ザーッと落として、サッと拭く」という新しい習慣が、日々のキッチン仕事を少し軽くしてくれるはずです。
本記事でご紹介した活用方法は、スクイージーを一般的な水切り用途に応用したものです。お使いのキッチンの形状や調理台の素材によって使い勝手が異なりますので、ご自身の環境に合わせてお試しください。
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